宮古島で体験ダイビングを安全に楽しむための「メディカルチェック」と体調管理
AquaDropでは、「楽しかったね」で1日を終えていただくために、少しだけ真面目な
「安全のお話」を大切にしています。
ここでは、メディカルチェックの意味や、水中でごくまれに起こりうる
「水泳誘発性肺水腫(浸水性肺水腫)」について、できるだけ分かりやすくご紹介します。
1. なぜダイビング前にメディカルチェックが必要なの?
ダイビングは、とても楽しい一方で、「陸上とはまったく違う環境で行うアクティビティ」です。
水圧や水温、呼吸方法の変化などにより、普段の生活では問題がない方でも、
体にかかる負担が大きくなることがあります。
そのため世界的な指導団体であるPADIなどでは、 参加前に健康状態をセルフチェックできる 「メディカルチェックシート」の確認を推奨しています。 AquaDropでも、このシートをもとに、お客様と一緒に安全を確認することを大切にしています。
なお、下記のPDFがメディカルチェックシートです(事前に一度ご覧いただくことをおすすめします)。
2. メディカルチェックではどんなことを確認しているの?
メディカルチェックでは、主に次のような項目を確認します。 これらは「ダイビング時に体への負担が大きくなりやすいかどうか」 を見るための目安です。
呼吸器・心臓まわりのご病気
- 喘息や慢性の咳・呼吸器の病気
- 狭心症・心筋梗塞などの心臓病
- 高血圧・不整脈 など
お薬の服用・最近の通院歴
- 日常的に飲んでいるお薬(とくに心臓・血圧・呼吸器系)
- 最近の大きなケガや手術・入院歴
- 医師から激しい運動を控えるよう言われている場合
耳・副鼻腔・平衡感覚のトラブル
- 中耳炎をくり返している・耳の手術歴がある
- ひどい鼻づまり・副鼻腔炎
- めまいを起こしやすい など
その他、安全に関わる持病など
- てんかん・意識を失ったことがある
- 糖尿病など血糖コントロールが必要な病気
- 妊娠中・妊娠の可能性がある など
※上記は一例です。最終的な適性の判断や診断は、必ず医師が行うものです。
AquaDropでは、メディカルチェックを通じて「ダイビングを楽しめる状態かどうかを一緒に確認する」
ことを目的としています。
3. 水中でごくまれに起こりうる「水泳誘発性肺水腫」とは
近年、世界中のスイマーやダイバーの間で話題になっているもののひとつに、 「水泳誘発性肺水腫(すいえいゆうはつせいはいすいしゅ)」があります。 「浸水性肺水腫」と呼ばれることもあります。
これは、水に浸かった状態で運動したときに、肺の中に水分がたまり、呼吸が苦しくなる状態を指します。 日常生活で起こることはほとんどありませんが、 年齢や運動経験に関わらず、健康に見える方でも起こりうると報告されています。
◆ どんなきっかけで起こると言われているの?
詳しいメカニズムは専門家の研究が続いていますが、一般的には次のような要素が重なったときに起こりやすいとされています。
- 冷たい水による体へのストレス
- ハードな泳ぎや、無理をした運動強度
- 水圧による血液の移動(胸のあたりに血液が集まりやすくなる)
- もともとの心臓や血管の状態(高血圧など)
◆ どんなサインに気をつければいい?
実際の診断は医師のみが行えるものですが、水中で次のようなサインを感じたら要注意です。
- 急に息が苦しくなる・いつもより息切れがひどい
- 胸が苦しい・締めつけられる感じがする
- 咳が止まらない・泡だったような痰や血が混じった痰が出る
- 急に体がしんどくなって、泳ぐのがつらい
※こうした症状が少しでも疑われる場合は、
その場ですぐにインストラクターへお知らせください。ダイビングは中止し、水面・陸上で十分に休んでいただきます。
「せっかく来たのだから、少しぐらい無理してでも続けたい」と思う方もいらっしゃいますが、
AquaDropでは「無理をしない・怖くなる前にやめる」ことが何よりも大切だと考えています。
4. ミドル〜シニア世代の方へ|診断書をお願いしている理由
近年、世界的にミドル〜シニア世代のダイバーやスイマーの体調不良に起因する事故が問題になっています。
見た目には元気であっても、心臓や血管、肺などの働きは年齢とともに少しずつ変化していきます。
AquaDropでは、56歳以上で当店を初めてご利用いただくお客様には、事前に医師の診察を受けていただき、 「ダイビングに参加しても大丈夫」という内容の 診断書のご提出をお願いしております。
診断書のお願いは「お断りするため」ではありません
・お客様の体の状態を、専門家である医師の視点から確認していただくため
・ガイド側も「安全にご案内できる範囲」を把握しやすくするため
・ご家族・ご同行者にも、安心して送り出していただくため
といった目的があります。
少しお手間をおかけしますが、「楽しい思い出を持ち帰っていただくための大事なひと手間」
と考えていただければ嬉しいです。
※診断書の形式や必要な記載内容については、お申込み時に最新のご案内を差し上げます。
※ご自身の持病やお薬について不安がある場合は、まず主治医に「体験ダイビングに参加したい」旨をご相談ください。
5. 当日までにできる、かんたんなセルフケア
特別なトレーニングをしていただく必要はありませんが、 次のようなポイントを意識していただくと、より安心してダイビングを楽しめます。
- 前日は十分な睡眠をとり、深酒は控える
- 当日の朝は軽めの食事と適度な水分補給を心がける
- 風邪気味・強い倦怠感・発熱などがある場合は、無理をしない
- 乗り物酔いしやすい方は、酔い止めの準備をしておく(ボートの場合)
- 当日「いつもと違う体調の変化」を感じたら、集合時に必ずお知らせいただく
「ちょっと気になるけれど、言うほどでもないかな…」という小さな違和感こそ、 安全管理ではとても大切なサインになります。遠慮なくお伝えください。
6. AquaDropの「安全への考え方」
AquaDropでは、次の3つを大切な柱にしてツアーを開催しています。
-
「無理をしない」ことを最優先する
少しでも不安や違和感があれば、その場で立ち止まり、状況に応じて中止・変更を判断します。 -
「怖くなる前にやめる」勇気を尊重する
続けることよりも、やめることのほうが勇気がいる場面もあります。 その判断を、私たちは全力でサポートします。 -
「また来たい」と思っていただける終わり方を大切にする
その日のコンディションに合わせて無理をせず、「楽しかったね」と言えるところで終えることを大切にしています。
安全のためのメディカルチェックや、診断書のお願い、水泳誘発性肺水腫に関するご案内も、
すべては「宮古島の海を、安心して、何度でも楽しんでいただくため」の取り組みです。
安心して海を楽しむために、まずは情報収集から
ここまでお読みいただきありがとうございます。
「安全への考え方」を知ったうえで、実際の体験ダイビングの内容もぜひチェックしてみてください。
ご自身だけで判断が難しい場合は、お問い合わせフォームやお電話から、お気軽にご相談ください。
可能な範囲で分かりやすくご説明させていただきます。
